レンズが増えました(New MD 28mm f2.8)
こんにちは、ナシ提督です。
突然ですが、落ち着いて聞いてください。
レンズが増殖しました。
1980年前後のレンズの特徴なのでしょうか?
わかりませんが、MD Rokkor 50mm f1.7を持っていたと思ったら、いつの間にかNew MD 28mm f2.8も手元にありました。
世の中には不思議なことがあるものです。。。
という冗談はさておき、標準レンズに続いて広角レンズを生やしてしまいました。
前々から思っていたのですが、50mmって結構画角狭くないですか?
人の視野角に近いという話をよく聞きますし偉い人が言うならそうなんでしょうが、個人的には50mmは全体を映すのではなく景色を切り取るイメージで使ってしまいます。
しかし、その50mmも、ある状況では手前にいらんものが映り込んでしまって、もうちょっと望遠が欲しくなることも。
そこで、そのもどかしさを少しでも解消するために、自分の普段見てる光景に近い画角だと思っている28mmのレンズを探していました。
例えるなら、50mmの画角が"look at"で28mmの画角が"see"みたいなイメージです。
そしてついこの間、フリマで4000円程度でこのレンズが売られているのを見つけました。流石にここまで安いと買いですよね。金銭感覚どこにいった?
28mmは、景色を切り取るでもなければパースが強い訳でもない凡庸な画角なので、使いこなすのがすごく難しいと思いますが、まあなんとなーく50mmだと収まりが悪いところで助っ人として使えれば良いかな〜と思ってます。
50mmは使い勝手が良い画角であり、器用貧乏なために他のレンズが欲しくなる画角でもありました。
それではまた次回お会いしましょう。
ミノルタXDでモノクロスナップ in 渋谷、明治神宮(2022/4/17)
こんにちは、ナシ提督です。
最近忙しくなってきて更新頻度が落ちてきていますが、元気です。
今回は、少し前のモノクロスナップの写真をぼちぼちあげてゆきます。
眠い目を擦りながらこれを書いているので、飛ばしていきます=3
<目次>
渋谷センター街
4月17日、予備校で予定を終えた梨は、ちょっと前に手に入れたミノルタXDの試験運用がてら、渋谷にスナップに行くことにしました。
使用レンズは、ミノルタXDを買うときについてきた、MC ROKKOR-PF 50mm f1.7。
この日は曇っていて色が出にくいと思ったのでモノクロ(白黒)フィルムを持っていくことに。
モノクロはデジタルでしかやったことがなく、コントラストの強さがどれくらい写真に現れるのか確認したくて、まずはコントラストが低いと言われているILFORD HP5 PLUSを選択。
ISO400の手頃なフィルムです。
こう言うゴチャゴチャ感が、センター街というか街スナップというか、そんな感じがして良いですね。情報量が多くて疲れますが。
あんまり綺麗じゃない街の壁という感じがして、たまーに行く分には良いと思います。
一枚目は白地に黒、二枚目は黒地に白というようにコントラストを強調しようと思ったのですが、何も考えずに適正露出のままで撮っていたのでなんということも無い写真に仕上がっておりました。
こうやって見返してみると、構図が単調というか...
街スナップといえば、人と建物が込み入ったこんな感じの縦位置の写真ではないでしょうか(当社比)
両脇の看板を見てみると、階調が豊かなことがわかりますね。
こちらも街スナップの魅力というか、街スナップをする時にやっておきたい、ガラスのリフレクションです。
一見不思議な感じがして、想像力を掻き立てるような写真を雑に撮れます。
味を占めて3枚もとってしまいましたが、なんかビミョーな感じに
ここでセンター街に満足したところで、まだフィルムが半分以上残っていたので、明治神宮まで行ってまた渋谷に戻ってくることにしました。
明治神宮方面へ
渋谷から明治神宮まではそれほど遠くないので、歩いて行くことに。
電話ボックスは手軽にそれっぽい写真が撮れる被写体です。
今回は50mmのレンズを付けていたのでちょっと窮屈そうな写真に。
もう少し近づいて、絞りを開けて、35mmくらいで少し上から撮ると良いのかもしれない(今更)
何か良いカンジの被写体無いかな〜と思いながら歩いていると、何か面白い形の点字ブロックに遭遇。
こういう感じの道路の俯瞰もモノクロが合いますね。
代々木公園
明治神宮に行こうと思っていたのですが、気がついた時には、間違えて代々木公園のゲートを通り抜けていました。
ということで、代々木公園でもスナップです。
このフィルムは階調が豊かだということで、木の葉っぱの種類や日の当たり具合による微妙な明るさの違いも表現してくれていて、気持ちが良いです。
赤紫色の花を前景にして、後ろの木を入れてみたけど、何を言いたいのかよくわからない写真。
色がどういうふうに白黒で表現されるのか知りたくで撮ってみましたが、あまりこういう被写体には向かない、というかコントラストが無いとあまり映えませんね。
曇りのなか、久しぶりにコントラストのある場所を見つけたので撮ってみました。
もうちょっと引いてみるか、もしくはずっと近づけて木で額縁を作った方が、奥の光が際立ったかも。
先ほど花の写真を撮ったときに、こういう被写体には向かないかもと言いましたが、いろんな色の花があるときには話は別かも。
階調が豊かなので、こういう花の写真でも、色の違いを表現してくれています。
ここで代々木公園を出て、明治神宮へ。
明治神宮
いよいよ明治神宮へと向かいます。
まずしめ縄が見えてきたので、その明るさと奥の暗さとのコントラストに惹かれて一枚。
広い参道を大きく配置して奥行き感が出て、上からの優しい光によって木の上側が明るく、下側が影になり、参道が明るくなっている明暗差が表現されております。
灯籠を撮ってみましたが、背景の光源に負けて、なんだかよくわからない写真に。
カラーだったり、灯籠に灯りがついていれば映えたかも。
曲がり角を曲がったところから本殿のある方向に向かって一枚。
手前の木の内側が暗くなって、奥の鳥居が明るく浮かび上がって、ちょっと神秘的な感じが出たかもしれない。そう見えてると嬉しいな〜...
試験の合否を神頼みするのは自分のポリシーでは無いので、来る試験への意気込みを表明し、本殿を後にします。
こういう写真が撮りたかった!
やはり木の上から優しい光が注ぎ、木の下側は暗くなり、さらに木の影に隠れた橋の部分が薄く影になっています。
こういう微妙な明暗差を表現してくれるHP5 PLUS、好きになりそうです。
この後、来た道を渋谷まで引き返し、撤収しました。
こうして見ると、渋谷も開発が進みましたね。
梨もじきにこの街にも寄り付かなくなるので、見納めになるまでにどれくらい街が変貌するのか、見届けたいと思います。
今回は、ミノルタXDの試験運用と、モノクロフィルムの開拓のためにILFORD HP5 PLUSを使用して街歩きスナップをしてみました。
粒状感や光の表現が綺麗で、すっかり気に入ってしまいました。
今回はISO400で撮りましたが、ISO800で撮るとさらに粒状感が出てコントラストも強くなるらしいです。
次にモノクロフィルムで撮るときは、HP5 PLUSでISO800で撮ってみるか、Rollei 80Sなどのコントラストの強いフィルムを使ってみたいですね。
それと、コントラストのある場所を探す力も付けなくては。
今回もダラダラとした駄文とよくわからん写真にお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた次の機会にお会いしましょう。
さようなら〜
minolta XD お迎えの儀
こんにちは、ナシ提督です。
最近更新頻度が低くなってしまったので、お久しぶりです。
前回の更新以降、めっきり外出する機会が少なくなり、ブログに書くことが無かったのですが、少しして今度はイベントが立て続けに発生して、なかなかブログに手がつけられず、今に至ります。
ということで、この記事ではそのイベントの一つであるminolta XDのお迎えの儀ということで、梨がminolta XDを購入した理由について触れたいと思います( ˘ω˘ )
まず結論から述べますと、minolta XDは梨のニーズにマッチしていて、カッコよく、良い撮影体験が得られそうだということになります。
この理由を細分化して分類すると
の4つにまとめることができます。
①機種の住み分け
minolta XDの購入以前、私の手元にはTopcon 35-s、Olympus PEN EE-2、Canon EOS Kiss Ⅲの3機種がありました。それぞれの機種の特徴について、下に簡単にまとめてみます。
Topcon 35-s:携帯性と描写性のバランス、デザイン
Olympus PEN EE-2:携帯性、ノスタルジックな映り
Canon EOS Kiss Ⅲ:デジタル一眼とのEFレンズの共有、AFができる、デート機能、プログラムAE
これらの特徴を鑑み、用途に応じて住み分けを考えてみると次のようになろうかと思います。
Topcon 35-s:あまり行く機会のない場所への小旅行において、デジタル一眼のサブカメラとして綺麗な映りでありながらも味のある絵を撮れる。2台同時の使用は難しいサイズなので、シチュエーションごとにデジタルとフィルムを入れ替える必要あり。
Olympus PEN EE-2:特筆すべきコンパクトさを活かして、デジタル一眼を使用しながら片手間に味のある写真を撮影できる。デジタル一眼がメインであり、手っ取り早くフィルムっぽさを味わえるため、Topconと役割が重なる場合あり。
Canon EOS Kiss Ⅲ:フィルムカメラの中では失敗しづらく、操作性がデジタル一眼に近く、フィルムのメイン機としての適正が高い。しかしサイズが大きいためデジタル一眼との併用は難しい。重いレンズとの相性は良くない。
このようにまとめたとき、デジタル一眼のサブ機としてのフィルムカメラの役割は十分賄えていると言えます。
ではフィルム一眼をメインとする時にはどうでしょうか。このように考えた時、EOS Kiss Ⅲにはいくつかの弱点があります。
1. EFレンズとして手元にあるのはEF 24-105mm f4Lであるためバランスが悪く、単焦点を変え揃えようにも5桁は下らないこと。
2. フィルムカメラで写真を撮るのにAFやプログラムAEを使うのか、使わないとなった時に極端に操作性が悪くなること。
3. そもそもカメラに家族の名前が彫られているため、外に持ち出しづらいこと。
これらの弱点を前述の特徴と総合した場合、梨のメイン機としては次のような特徴を備えた機種が望まれます。すなわち、
失敗写真をなるべく出さないための絞りもしくはシャッタースピード優先AE、安価にレンズが手に入るマウントを搭載し、MFレンズの使用を前提とした(概ね1970、80年代の)カメラ
と言うことができるでしょう。これらを鑑みた時、優先AE非搭載で露出計のみ搭載ながらもマウントアダプターを介してM42マウントのレンズが使えて、かつ機械式に近く故障の心配が少ないPENTAX MX、見た目がカッコよく機能面に優れるFUJICA AX-5、絞り・シャッタースピード優先AEを搭載し、中古市場が低価格で豊富なFDマウントを搭載し、ゴテゴテした見た目が魅力の一つであるCanon AE-1 programなどをはじめとしたさまざまな選択肢が存在しました。
実際、私が上に挙げた理想的なメイン機の条件はかなり抽象的で、現在のフィルムカメラ入門者の一般的なニーズとかなり適合していると思いますので、なかなか絞りこめないのも無理からぬことです。
そこで重要となるのが、これらのカメラを差別化する、巻き上げレバーやファインダーなどの質感やフィーリング・レンズの性能・デザイン・価格といった点です。
これらの点で梨の欲求を満たしてくれると思われるカメラとして梨が選んだカメラこそ、minolta XDでした。
特にデザインという要素は非常に大きかったためまた後ほど触れます。
②画角
次に画角の問題です。
実はこの点も前述の住み分けの問題と大いに関わりのあることになります。もっと言えば次のシャッタースピードについても同様です。
まず、そもそもなぜ前述のような住み分けの議論が起こり、機材の空白地帯を埋めるための出費をしたのでしょうか。実はその誘因の一つがまさに画角の問題であり、シャッタースピードの問題なのであります。
私はフィルムカメラを始めてからというもの、フィルムカメラのメイン機としてTopconを使用していました。
しかし、Topconはレンズ一体型ですので、当然ながらレンズ交換ができず、焦点距離は4.4cm固定になります。また、レンジファインダーであるがゆえに、ファインダーの像と実際の写真の間に誤差があることは梨の中で課題となっていました。
しかし考えてみたらTopconもそこまで小さいわけじゃないし、なんならフィルム一眼レフでも同じくらいの大きさの機種があるのではないかという気がしてきました。この場合において、ファインダーの像と実際の写真の誤差の問題は解消されます。
これらを解決できる手持ちの機材としてはEOS Kiss Ⅲがありましたが、これは兼ねてより持ち出しづらいと感じておりました。その理由としては前述したようなレンズとの相性の悪さや外観の問題、自動化されすぎなどの問題がありました。
この理由から、それほど自動化されていない一眼レフのニーズが生まれ、前述の住み分けの問題の後半部分に結びつくことになります。
③シャッタースピード
前述したように、シャッタースピードの問題も住み分けの問題と深く関連しています。
シャッタスピードを変更可能でメイン機として利用可能なTopconとEOS Kiss Ⅲの最速のシャッタースピードを比較してみますと次のようになります。
Topcon 35-s:1/500秒
Canon EOS Kiss Ⅲ:1/2000秒
このように、比較的コンパクトなTopconで1/1000秒シャッターが切れれば良かったのですが、残念ながら1/500秒までしか切れず、これではISO400のフィルムを使いづらく、絞りを開けづらいという問題があります。
ここに、1/1000秒以上の速さでシャッターを切れるコンパクトな一眼レフというニーズが生まれ、これもまた住み分けの議論と結びつくことになります。
④デザイン
このように、さまざまな誘因から生じた「際限のない欲望」のゆく先を見回した時、梨の好みに合致するデザインのカメラと出会いました。それがminolta XDでした。
正面から見てみるとこの通り。
あまりゴテゴテしておらず、スマートな印象を受けます。
そしてペンタ部分も絶妙な角度でシャープな形になっており、こちらもスマートな印象を受けます。
上から見ると、ペンタの部分の角度のつき方のかっこよさがよくわかります。
後ろから見た時、デザインという点ではあまり言うことはありませんが、ここに映っている巻き上げレバーとファインダーは秀逸です。
巻き上げレバーの感覚はTopconのように滑らかで、すごくシャッターを切りたくなるような感触です。
またファインダーについては他に比較対象を持ち合わせていないので相対化はしかねますが、肌感覚としては明るく綺麗なように感じます。
ちょっと光の当たる角度を変えてみると、ペンタ部分の絶妙な角度が際立ってかっこいいです。
最終的にはこのデザインに惹かれ、買うことを決心したのでした。
ちょっと内容が散漫になってしまったので最初の結論をもって内容をまとめます。
「minolta XDは梨のニーズにマッチしていて、カッコよく、良い撮影体験が得られそうです。」
ということで、minolta XDについては続報にご期待ください。
ここまでグダグダとした駄文にお付き合いいただきありがとうございます。
それではまた次の機会にお会いしましょう。
鎌倉・江ノ島散歩 〜後編〜
こんにちは、ナシ提督です。
今回も前回に引き続き、2月27日の鎌倉・江ノ島散歩の様子をお届けします。
前編では江ノ島に到着し、昼ごろまでに海岸を散歩した様子を報告しました。
後編では一度内陸に入って寺社を巡り、再び沿岸部に戻ってくる様子をつらつらと書いていきたいと思います。
目次
高徳院
稲村ヶ崎でtwitterのFFさんと合流した後、江ノ電にて長谷へと向かいます。
長谷駅で降りた後、FFさんとカメラやらフィルムやらの話で盛り上がりながら、高徳院を目指します。
高徳院に着いて、入場料を支払い、境内に入ってから感じたのは、人が多いということです。
あと、鎌倉大仏が思ったより小さい。牛久大仏に行き慣れていると、「大仏」と言ったときの大きさの違いに戸惑います。もちろんこちらも大きいですが。
まず鎌倉大仏を正面から、記録用に一枚撮ります。
その後、大仏に近づいて良いカンジの構図を模索します。
しかしながらこれがなかなか難しい。なんと言っても、良い感じの副題が無いのです。
ということで私が選んだのは、題して「大仏ポートレート」(←は?)。
しかしながら、ファインダーのフレームよりも実際の画角が広角だったので、収まりが悪くなってしまいました。
大仏を撮り終わったので、大仏の周りを一周し、高徳院を後にします。
余談ですが、背中に開いた換気用の穴がモビルスーツみたいで印象的でした。
銭洗弁財天宇賀福神社
次に向かうのは、銭洗弁財天宇賀福神社、通称銭洗弁財天です。
地図上では高徳院から近そうに見えたのですが、実際に高徳院から歩いて行ってみると、坂道などもあってなかなか遠かったです。
少し息を上げながら、なんとか銭洗弁財天に到着。
入口の鳥居からエモかったので、休憩も兼ねて良いカンジの構図を探ります。
なんかエモく撮れなかった_:(´ཀ`」 ∠):
入口で写真を撮り終わってから、いよいよトンネルを潜って中へと入っていきます。
中に入り、お参りをしてから、銭を洗います。
っとここで、エモい感じの光を見つけたので一枚パシャり。
寄り道をしてからようやく銭を洗います。
流石にお札を洗う勇気は無かったので、小銭をザルに入れて水をぶっかけます。
用を済ませた後、歩いて寿福寺へと向かいます。
寿福寺
銭洗弁財天から寿福寺への道のりもまた、予想よりも長く、少し疲れました...
着く頃には陽が傾き始め、寿福寺の静かな雰囲気もあって、良いカンジでした。
上の写真からもわかるように、人が少なくて、静かな雰囲気が心地よく、穴場といった感じでした。
それでは中に入っていきます。
中に入ると、真ん中を石畳の道が貫き、両脇に木が立ち並んでいました。
そしてその木の合間から火の光が覗き、木の葉を奥側から照らしていました。
それがなんだかちょっとエモくて、一枚パシャリ。
寿福寺に来た理由の一つとして、源実朝・北条政子の墓の存在があります。
墓は仏殿の脇を通り、奥へと登って行ったところにありました。
墓を拝み、来た道を引き返し、寿福寺の仏殿の方に向かいます。
しかし残念なことに、今は中門よりも先には入れなくなっているようで、時間も時間なのでその場を後にします。
次に向かうのは鶴岡八幡宮です。
鶴岡八幡宮
寿福寺を後にしてから、雑にエモそうな夕方の鶴岡八幡宮へと向かいます。
しかし、行く途中で気がついたのですが、夕方の行程として、七里ヶ浜の日の入りも予定していたのです...
夕方にえっちらおっちら歩いて鶴岡八幡宮に向かっていたら、七里ヶ浜に間に合わない!ということで、急いで目的地へと向かいます。
やはりエモい(写真ではうまく表現できないけど)。
しかし、日没の時間などを調べた結果、参拝するには時間が足りないという結論に。
七里ヶ浜
江ノ電の中で、完全に陽が沈むまでに間に合うかソワソワしつつ、七里ヶ浜に到着すると急いで海岸へと向かいます。
着くとそこにはたくさんの人がおりました。
前来た時はそこまで人がいた記憶が無かったのですが、実は有名な撮影地だったのでしょうか...?
少し海に突き出したところには三脚や高そうなカメラ・レンズが並んでいました。
我々はその邪魔にならないように、しかし他の観光客があまり画角に入らないように構図を探ります。
使い残したフィルムをこれでもかというくらい使い、試行錯誤をします。
そして偶然取れたのが、3枚目の写真。
奥の富士山のシルエットと、山肌に沿ってオレンジ色の光がぼんやりと。
少し手前には江ノ島とシーキャンドル、海岸に沿って自動車の灯り。
そして一番手前には波がザブザブしております。
梨が好きなのは、波が弾いた後の濡れた砂浜にオレンジ色の光が反射している様子。
我ながらとてもエモい。というか風景がエモくて、誰がどう撮ってもエモくなってしまう。
そして夕方の七里ヶ浜と言えば、青ブタの中で高校生の翔子さんと中学生の咲太が初めて出会う場所でもあります。そういう意味でもやはり思い入れがあります。
たくさん写真を撮り、気が済んだところで晩御飯を食べる場所を探します。
晩御飯
晩御飯を食べる場所を探したのですが、結局気の利いたご当地料理的なお店は見つからず。
結局入ることになったのは、Twitterで有名になった、所謂自転車ニキのお店。
ここではビールとタコス、ナチョスを頼みました。
まずビールが出てきたのでFFの方と乾杯します。
そしてタコスが出てきたのでビールと一緒に食べます。
これがとってもおいしい。ただ、食べるのが難しくて、コートに零してしまいました_:(´ཀ`」 ∠):
次にナチョスが出てきました。ナチョスを食べるのは初めてで、どんなモノなのかワクワクしていました。
トルティーヤチップスの上にチーズや具が乗っていて、チップスを摘んで食べる形だったのですが、これもまたおいしい。ビールとよく合います。
ご飯を食べ終わると、腰越でFFの方とはお別れし、江ノ島へと向かいます。
江ノ島
江ノ島では友人と待ち合わせをしていたので、合流してから江ノ島へと向かいます。
なんと言っても、今回江ノ島旅行を強行したのも、実は江ノ島のシーキャンドル一帯のイルミネーションである『湘南の宝石』が2月28日で終わってしまうからだったのでした。
湘南の宝石には何度も訪れているので初めての時ほどの感動はありませんでしたが、やはり綺麗です。
白いLEDが地べただけでなく木などにも吊るされていて、それが空間認識を狂わせるといいますか、星見たいに見えて綺麗なのでした。
入口から奥に進むと、シーキャンドルに向かって、紫色のLEDのトンネルが伸びています。
ネットで見たことのある面白い構図が撮りたかったので、ここで一枚パシャリ。
トンネルを抜けると、そこにはシーキャンドルが聳え立っています。
少し遅い時間でしたがそれなりに人がいたので写真を撮る位置に少し悩むことも。
シーキャンドルを撮るためだけに10-18mmの超広角を持ってきていましたが、やはり正解でした。しかしいまだに正解の構図がわからない。
他にもこのサムエルコッキング苑には綺麗なところがたくさんあります。
しかし、家が遠いということもあり、足早にパシャパシャしつつ撤退することに。
江ノ島からの撤退は何度味わっても少し寂しさを感じます。
名残惜しくも、電車の時間もあるので江ノ島を後にします。
日中めっちゃ歩いたので流石に帰り道は足が重かったです...電車の中では貪るように寝ました。
日中行動を共にしていただいたTwitterのFFの某氏、出先からスーツで駆けつけてくれた友人氏、そしてここまで長ったらしい読みづらい文章を読んでくれた皆様、ありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう。
鎌倉・江ノ島散歩 〜前編〜
こんにちは、ナシ提督です。
少しずつ暖かくなってきたこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、2月27日にフィルムカメラ(Topcon 35-s)を携えて鎌倉と江ノ島を散歩したので、その報告をしたいと思います。
目次
到着
朝そんなに早く起きれなかった梨は、どんぶらこと電車に乗って2時間ちょっとかけて鎌倉駅へ向かいました。
途中、JRの人身事故の影響で遅延が生じたので、鎌倉まで行くのを辞め、大船で湘南ジェットコースターモノレールで江ノ島に向かうことに。湘南江の島に着いたのは12過ぎのことでした。
初めて江ノ島に来た時に使ったのが、青ブタとコラボした時の湘南モノレールだったので、湘南モノレールには少し思い入れがあります。
という事で、旅の始まりの最初の写真は湘南江の島駅に。
ちなみに今回はコダックのcolorplus200を使っています。
江ノ島
昼の江ノ島はあまり見たことが無かったので江ノ島の近くまで歩いて行き、海岸で久方ぶりの海の匂いを肺いっぱいに吸い込みます。
この日はとても晴れていて雲が少なく、海も空もめちゃ青かったので思わずシャッターを切りたくなります。
っておーーーーーーーい!!!!!!
空の色!ナンデ!?
ドヤ顔で撮った写真も空がアカンことに...
まあフィルムなので撮った時はこんなことになるとはつゆ知らず。
ウッキウキのまま江ノ電に乗って鎌倉高校前へ向かいます。
江ノ電
鎌倉高校前に着いたら、近くにある例の踏切に向かいます。
ここは割と交通量が多く、良い構図で撮るのが難しいので、大人しく歩道から撮ります。
近くではやんちゃな人がちょっと危ない撮り方をしてたり。
用を済ませたので、次に歩いて七里ヶ浜へ向かいます。
七里ヶ浜
ここ七里ヶ浜は何かと青ブタの中で登場するので印象に残っている方も多いかもしれません。
昼のここは咲太と古賀が一緒にいる場面を思い出しますね。また夕方に来ます。
そして、景色は綺麗なのに、やっぱり空の青が思うように透き通ってくれなくて富士山がよく見えない...
またしても何も知らないナシ提督は、ウッキウキのままtwitterの情報を頼りに、稲村ヶ崎へ向かいます。
稲村ヶ崎
またやってしまいましたね...
梨の撮り方が下手なのかフィルムの特性なのか空の状態なのかわかりませぬが、空がすごく霞んで映っていて、富士山が全然見えなくなってしまいました。
景色はめっちゃ綺麗なのに〜〜〜〜〜〜!
そしてここで、稲村ヶ崎のことを教えて下さったFFの方と遭遇したので、ご一緒することに。
以降、旅の舞台は、海岸から少し内陸部へと移ります。
〜後編に続く〜
Olympus PEN EE-3の試し撮り&小田急遠征
こんにちは、ナシ提督です。
今回は、前紹介したTopcon 35-sと同じ時に祖父から譲り受けた、Olympus PEN EE-3の試し撮りの成果を報告しようと思います。
PEN EE-3の概要
本題に入る前に、PEN EE-3について軽く概観しておきます。
PEN EE-3はオリンパスのハーフサイズカメラであるPENシリーズのカメラで、1973年に発売されました。搭載しているレンズは28mm f3.5で、ハーフサイズなのでフルサイズ換算でおよそ40mm程度ということになります(「オリンパスペンEE-3:PENシリーズ:カメラ製品:オリンパス」)。
これらの情報に付け加えて梨が重要だと感じた情報についても触れておきます。
まず、このカメラにはシャッタースピードや絞りをマニュアルで調整する仕組みがありません。唯一フィルムのISO感度を入力するリングがレンズの根元についているので、露出を調整したい時はここをいじって機械を騙すことになります。ちなみに今回はフジカラー100を使っています。
また、この仕組みからもわかるように、PEN EE-3はカメラが自動で露出を調整してくれる訳ですが、にもかかわらずこのカメラは電池を必要としません。実は、上の画像で中央にある小さなレンズの周りにガラスのリングがありますが、その奥にセレン受光素子という仕組みが備わっているそうで、受光量に応じて発電し、機械を制御しているらしいです(「https://sunrise-camera.net/user_data/glossary/detail?p=77429」)。
そして一番戸惑ったのが、露出が不十分な場合、ファインダーにいわゆる「赤ベロ」が表示され、シャッターが切れないという点です。梨は最初この仕組みを知らず、シャッターが切れないのが故障なのではないかと勘違いしていました。
ここまでPEN EE-3について概観してきましたが、特に私が譲り受けた個体についても触れておきます。
この個体については、まず致命的な点として、裏蓋に母親の名前が彫られています。なので他人にはあまり見せづらいことに。
また、画像からも分かるように、レンズの中にたくさんのチリが見られます。これがどのように写真に影響するのかは、後程ご覧いただきましょう。
そして、この個体はモルトの劣化が著しかったです。正直モルトの劣化がそこまで写真に影響のかどうかはわかりませんが、めっちゃ粉が出るので少し煩わしいです。
PEN EE-3についての説明はこんなところです。
使用感についてはまた後で触れますので、まずは作例をご覧ください。
作例
写真は、ハーフサイズということで、二枚組で一枚になるようにフォトショップでコラージュしました。
いかがでしょうか。梨的には悪くないと思いました。
まず、ハーフサイズということで画像の粗さなどはどうなのかという懸念がありました。しかし、写真全体で雰囲気が出ていて、画像の粗さはあまり気にならないような気がします。
また、懸念されていたレンズの汚れですが、いくつかの写真で顕著ですが、光がフワっとなっているような印象を受けます。これが写真全体の雰囲気を印象付けているようで、前述の粗さとマッチして、趣味で使うフィルムカメラとして良い味を出しているように感じました。
という事で皆さん、ハーフサイズ、楽しいです。
追記
この試し撮りのフィルム、実はこの作例を撮っている時だけでは使い切ることができませんでした。そこで、後日、友人と小田急のVSE(今度のダイヤ改正で引退予定)や5000形電車を撮影に行く際に持っていきました。
その時の写真がこちら。
まず気に入った点が、川の水の描写が想像より綺麗だということです。
また、小田原城に反射する光も綺麗にフワッとなっているように感じます。
さらに、案外夜も撮れるということもわかりました。
スマホよりも投影面積が小さいレベルのサイズ感なので、旅行にデジカメの傍らで持っていくには良い大きさなのかなと思います。むしろおじいちゃんすぎてEOS 80Dを旅行に持っていきたくない。
ちなみにVSEの方もバッチリ撮れていました。
こちらはEOS 80Dで。
それでは今回はこのあたりで👋
佐原で町歩きスナップ with Topcon 35-s
こんにちは、ナシ提督です。
先日修理から返って来たTopcon 35-sを持ち出す機会がようやく巡ってきた〜、ということで、友人と佐原の町を散歩したときの写真をまとめていきます。
佐原はかつて利根川の水運で栄えた町です。町を流れる小野川の周りには木造の建物が残されており、それっぽい雰囲気を感じることができます。
あと佐原は伊能忠敬でも有名ですね。
ご覧の通り、小野川の両脇には木造の建物があり、木造の橋もかかっています。この周囲は風情のある町並みですが、少し外れると寂れた町や住宅街が広がっています。
なお、佐原駅前は整備されて綺麗になっている模様。いつの間にか伊能忠敬の像まで立てられていました。
ではお散歩スナップの収穫をば...
先ほど述べたように友人と散歩していたのですが、その友人がカメラを買うか迷っているようで。梨のEOS 80Dを友人に貸して、梨はTopcon 35-sでパシャパシャしていました。勿論梨には体内露出計など備わっていないので、いちいちスマホの露出計アプリで測ってから、数値を決めて、巻き上げて、構図を決めて撮るわけですが、それがなかなか時間がかかりました。
今回初めてTopcon 35-sを持ち出してみてわかったことが幾つかありました。
まず、このカメラは、フィルムを巻き上げてからシャッタースピードを変更することができなくなるようで、必ず数値を設定してから撮る直前、構図を決めながら巻き上げねばなりませんでした。
次に、レンジファインダー故にファインダーで見る像と実際にレンズを通した像との間に幾分か差異があるのですが、それが自分の想像より大きかったことです。ファインダーに表示されているフレームよりも出来上がった写真がだいぶ広角寄りなようで、特に下から1、2枚目は見た時に少し驚きました。また、ファインダーとレンズでは少し高さが異なるので、ファインダーからはフレームに入っていない手前のオブジェクトが写真に写り込んでいることがありました(下から2枚目)。
さらに、これはスマホの露出計アプリの問題かカメラのシャッタースピードの問題かわかりませんが、全体的に露出オーバーになっているようです。次はもうちょっとアンダーめを意識して設定せねば。
話を戻しましょう。
しかしてこの町並み、意外と短い。散歩しながら写真を撮っていたら意外とすぐに町並みが現代になってきたので、昼頃ということもあってファミレスに行くことに。
ファミレスに行く途中の道で1枚パシャリ。
ファミレスではランチを食べ、フライドポテトをつまみながら、同じ進路の話に花を咲かせていました。
そうこうしているうちに、16時に。割と長い間店にいたので、ようやく重い腰を上げてカラオケ行くか〜などと話をしつつ店を後に。
外はすっかり夕方に。空が夕日に染まって綺麗になってきた頃合いでした。
しかしフィルムは色が良いですね。青はめちゃ青く、夕方はめちゃ淡く色が出て、思い出っぽい写真が簡単に撮れてしまいます。
ファミレスを出てカラオケに行くつもりが、目的のカラオケ店が休業中になっていたので、周囲を散策して帰ることに。
しかし、ここで問題が。散策しながら写真を撮っていたのですが、フィルムが切れてからも巻き上げが空回りしており、最後のカットだけ多重露光になっていました。とほほ...
散策してる時の写真や夜の駅舎の写真も割と雰囲気良さそうなので期待していたのですが...次からはカウンターを確認しよう!
ということで、夕方から夜にかけて散策して駅前で1時間に1本の電車を待っている間に話をし、佐原を後にしました。